Excel #1 家計簿を作るにあたって必要な知識、便利な小技。#1
ざっと作った感じの家計簿ではありますが、この表を用いて管理できるものかと思います。
これで出来るのは収入の経過とそれに対しての支出で安定性がどの程度かといった感じであり、これを作るに用いたExcelの技術、(技術なんて大それたものでもない)はセルの文字向きを変える、セル結合などで見やすく。価格の文字書式を¥と三桁区切りに変更、それと並んだ月をオートフィルで一括表記、また罫線でも見やすさアップ。
以下それぞれを説明していきます。実戦形式ですが全くの初心者の方でも分かりやすいように説明できればと思います。
オートフィルとは
まずはここの月が書かれた行を作成します。
1月と入力、これであとはオートフィル。
オートフィルをするには1月のセルを選択し(セルとは入力する一つ一つのスペース)の右下に+ボタンのフィルハンドルが表示されるので(画像の青〇)それをクリックし12月分の右まで引っ張っていく(ドラッグ)。オートフィルは基本的に一つのみのセルを選択した場合加算される値は1、であり、仮に1月の横の行が3月、であれば加算される値は1と3の差は2である為、3月の次は5月となる。これはExcelの基礎的な仕組みなので覚えてください。
そしてオートフィルとは手入力による誤入力を防ぎ、且つ簡易な操作で手早い表記が行える操作である。
また、オートフィルは該当セルの中身を道中のセルに塗り替える性質もあり、複雑な関数(関数とはExcelにおける計算式のようなもの)を自動的に入力する面もあり、その為に使うことも多い、それについては次回。
表を作っていく
Excelは表計算のソフトであるので、こういった表を作るのにとても向いています。
まずは収入と支出を大まかに記入していく。
この際注意したいのはあまり細かく分類しないこと。細かいと支出のジャンルがその折々で増減し、表として見づらくなってしまうからだ。
また、行と列の関係性を考えて作成する。
1月2月と横並びの列に対し、それぞれの出費などを記入するのであれば、交差するように1月の上から下への列に対し左から右への行で記入を行う。
この説明がより分かりづらいものになっている気もするが大事なので一応伝えます。
文字の向きとセルの結合
赤枠のセルをみるに、他のセルと違うことが分かります。本来セルは横に文字が並びますが、赤枠に於いては縦に文字が並びセルも行を無視して列に伸びてます。
こういった表記は主に見やすさ重視である場合が多いです。これらを説明します。
まずは文字を入力します。
タブを(上部に並んだ各種機能切り替えボタン)ホームタブに切り替えます。
赤丸ばかりで見づらく申し訳ないのですが、右上のABと矢印が書かれたボタンをクリックすると下の画面が表示されます。その中に「縦書き」、とあるのでこれをクリック。
そうすることでこの通り文字は横にではなく縦向きとなります。
仮にこの位置よりもう少し下まで文字を配置したいとなれば、この用に大体の位置までセルを選択します。この場合は28行から30行です。
再度ホームタブの「セルを結合して中央揃え」をクリックし、再度同じ名称の機能のボタンをクリックします。
そうすると、この通り28行から30行の中間に文字を配置することができました。
更にセルを選択した状態でホームタブ左のフォント(文字の体裁)を整える「太字」を押してみましょう。
太字になりました。
この段階で、残りは収入と支出の大枠からそれぞれ細分化した項目の入力、そしてその値の入力、そしてその値の入植書式を変更する。そして収入合計と支出合計をsum関数で計算し返させる。
また、収入欄にある先月繰越を四則演算で値を求めるなど。
Excelは四則演算さえできれば工夫は色々出来ます。
次回そちらを書いていこうと思います。
以上。